バランスの良い食事と適度な運動

青汁ダイエットの注意点

青汁のダイエット効果が若い女性を中心に注目されていますが、
青汁ダイエットにも注意しなければならない点がいくつかあります。

まず、重要なことは青汁だけで痩せようとしないことです。
青汁はとても栄養価の高い野菜がふんだんに使われているため、
食事を抜いて青汁に置き換える人もいますがその方法は間違っています。

青汁には豊富なビタミンやミネラル・食物繊維が含まれていますが、
人間の体に必要なタンパク質や炭水化物などはほとんど含まれていません。
青汁だけを多く摂取すると体の栄養バランスが崩れて健康になるどころか体調を崩しかねません。

また、青汁を必要以上に摂取すると、その豊富な栄養素ゆえにお腹を壊したり下痢をしたりすることもあります。
普段の食事に青汁を1日1杯加える感覚で、健康補助食品として青汁を摂取するようにしてください。

また、青汁の摂取を控えなければならない人もいます。
特に注意が必要なのが以下のような人たちです。

■ 肝臓疾患のある人
肝臓障害のある人の中にはカリウムの排出が十分に行えない症状の人がいます。
特にケールを主原料とした青汁には豊富なカリウムが含まれており大変危険です。

肝臓障害のある人が一日の摂取制限量以上のカリウムを撮り続けると、
“高カリウム血症”という病気になる場合があります。
この病気にかかると、手足のしびれや不整脈・吐き気などの症状が出てきます。

■ ワルファリンの処方をされている人
整脈血栓症や肺塞栓症の人に処方されている薬にワルファリンと言う薬があります。
血栓ができないように予防する薬なのですが、
ビタミンKが多く含まれている青汁はワルファリンも効能を弱める可能性があります。

■ 食物アレルギーのある人
食物アレルギーのある人は、青汁に含まれている野菜や成分に十分に注意する必要があります。
青汁には様々な種類の製品があり、それぞれ使われている野菜や素材に違いがあります。

含まれている成分を知らずに摂取するとアレルギー症状を引き起こす可能性があります。
主原料だけでなく、他に含まれている素材にも十分注意してから摂取することが必要です。

■ 小さなお子さま
子供の臓器は未発達ですし、大人ほど食物繊維を必要としていません。
健康や成長のためにお子さまに青汁をあたえる事は悪いことではありませんが、
大人と同じ量をあたえてしまうとお腹を壊して下痢になる可能性があります。

大人の必要摂取量と子供の必要摂取量は異なりますので、まずは大人の3分の1ほどの量からあたえて
様子を見て半分位の量に増やしながら飲ませることをお勧めします。
青汁の中に含まれている成分や含有量によっては、以上にあげた人たちが飲むことのできる青汁もありますが、
自ら判断せずに必ず医師に相談をしてから飲むことをお勧めします。

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